ダイヤモンド原石の表面の高度なマッピング
ダイヤモンドの原石の表面は、溝などの凹凸が複数ある複雑な形状を特徴とします。そのため、自動原石プラニングはまず、原石それぞれに固有の表面を3Dモデルとして再現することから始まります。Sarine Technologies社は2001年、世界初の原石用レーザーマッピング・モデリング技術DiaExpert®を開発し、原石プラニング分野に革命をもたらしました。
ダイヤモンドジャーニーの起点としての技術
DiaExpertは、あらゆるタイプのダイヤモンド原石をスキャンし、溝などのくぼみを最先端スキャナーでマッピングすることで、原石外面の詳細な3Dモデルを作成できるシステムです。Sarine Galaxy内包物スキャニングシステムが原石内部に隠された内包物のマッピングに使用される一方で、DiaExpertは、表面のフローや様々な特徴をマッピングすることで、それぞれの原石に固有の表面の形状に基づく正確な研磨プランの作成を可能にします。DiaExpertは、Galaxyシステム同様、原石から宝石に至るダイヤモンドの軌跡を伝えるストーリーの作成で重要な役割を果たしています。