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Sarineの鑑定機関には、カット・カラー・クラリティの自動鑑定、合成ダイヤモンドの検出、ライトパフォーマンス・シンメトリ分析、ダイヤモンド画像化、原石のマッピングやモデリングのための最先端機器が整備されています。Sarineの鑑定機関は、ダイヤモンド業界を一変させた革命的な各種テクノロジーを活かし、鑑定分野の進化を支えています。

GALAXY®

Galaxy®内包物マッピングシステムは、研磨後の宝石の極めて正確なクラリティの自動予測を可能にすることで、原石プランニングに革命をもたらしてきました。

GALAXY®

複雑な原石プランニングをテクノロジーが簡素化

原石プランニングとは、原石から取り出せる宝石としてのダイヤモンドの価値を最大化できるカット・研磨方法を計画するプロセスのことです。ダイヤモンド原石の最適なカット方法は、原石の大きさ、内包物(原石が生まれ持った欠陥)の大きさ、種類、位置、市場需要の動向など、無数の要素に左右されます。

 

 

原石プランニングの革命

原石の内包物のスキャニング・マッピングに使用されるGalaxyシステムには、あらゆる大きさのダイヤモンドから最も詳細なクラリティデータを検出できる、高精度の内部自動評価機能が搭載されています。Galaxy内包物マッピングシステムは、2009年の発売当初以来、ダイヤモンド原石の可能性を最大化することで、ダイヤモンド業界を新たな次元に導いてきました。Galaxyシステムは、原石からデータを採取し、その宝石としてのすべての可能性を、正確に研磨業者に伝えることができる技術です。研磨業者による最適なカッティングプランの完璧な精度での予測・設計が可能になったことは、生産パイプライン全体に影響する突破口となりました。Galaxyは、ダイヤモンドのマッピング方法だけでなく、原石プランニングの概念に関する業界の理解にも変化をもたらしたのです。

DIAMENSION®

DiaMension® HDは、高度な高精度システムにより、ハイファイ3Dモデリング、および、研磨後ならびに研磨途中のダイヤモンドの再現性に優れた超高精度測定を実現します。

DIAMENSION®

高解像度がもたらす精密性

 

DiaMension技術は、正確な3Dモデルが、ダイヤモンドプロポーションやシンメトリーの正確な評価を実現します。

DiaMension HDは、高解像度デジタルカメラ、特殊設計された差替え可能な光学レンズ、特殊照明モジュールが、あらゆる大きさ(3.0ミリ〜28.0ミリ)の石に対して無類の精度を誇るスキャニングと光学精度を実現します。さらに、本技術を支えるInstructor®ソフトウェアパッケージが、ラウンドブリリアントカットダイヤモンドのブロックステージ(最初の8カット)から研磨が完了するまでの全段階での測定や、装飾的なカットの品質向上を可能にします。

DiaMension HDは、ハート&キューピッド、そして、Sarine Profile™ダイヤモンドレポートのカット鑑定データを提供するための技術です。

SARINE CLARITY™

Sarine Clarity™は、客観的なクラリティ測定・鑑定の世界初の自動化を実現する画期的な技術です。ダイヤモンドの内包物やブレミッシュの包括的なマッピングに基づき、偏見にとらわれない正確な鑑定作業を可能にします。

SARINE CLARITY™

従来のクラリティ鑑定からの脱却

クラリティ鑑定は従来、鑑定士がルーペ(拡大鏡)で裸石を検査し、クラリティ鑑定基準と照らし合わせる方法で行われてきました。Sarine Clarityは、完全デジタル化されたシステムによって、人間の主観に左右されない客観的なクラリティ鑑定を実現します。

Sarine Clarityは、研磨後のダイヤモンドのバースマーク、内包物、フローを正確かつ客観的にマッピングし、それを所定のルールとアルゴリズムに基づき処理することで、業界で通用するクラリティ鑑定用語を用いた適切なクラリティ鑑定結果を提供します。

クラリティ鑑定からクラリティ分類まで

Sarine Clarityシステムはさらに、所定の基準に沿ってダイヤモンドをより細かく分類することで、研磨業者・販売業者によるターゲットの販売市場に最も適した価格設定を可能にします。Sarine Clarityは、クラリティ鑑定方法だけでなく、ダイヤモンドの分類・調達方法にも世界的な革命をもたらします。

SARINE COLOR™

カラーは、ダイヤモンドの美しさや価値の評価指標である4Cの一つです。Sarineは、鑑定機関と同じ精度のカラー鑑定の自動化を実現する技術で、4Cを次の次元に引き上げます。

SARINE COLOR™

信頼性、精度、客観性を備えたカラー鑑定

様々なカラー評価技術がすでに商品化されているにも関わらず、カラー鑑定分野では、対照石と照らし合わせた鑑定士の主観に基づく手作業による鑑定がまだ主流となっています。

Sarineは、鑑定機関と同じ精度のカラー鑑定の自動化を実現する技術Sarine Colorで、4Cを次の次元に引き上げます。Sarine Colorは、ダイヤモンドカラーの自動光学分析およびグローバル基準に基づく高精度鑑定を、包括性と一貫性を備えた技術手法を用いて提供します。

Sarine Colorによる鑑定は、業界関係者および消費者に以下の利点をもたらします。

  • 信頼できる明確なカラー鑑定
  • ダイヤモンドカラーの正確な光学分析
  • 鑑定機関と同じ精度水準の、客観的なカラー評価
  • 効率的な自動カラー鑑定

SARINE LIGHT™

Sarine Lightは、ライトパフォーマンスの科学的な測定手法および鑑定基準です。ダイヤモンドの真のライトパフォーマンスの精度と一貫性を備えた評価を、1分未満で実現します。

SARINE LIGHT™

従来のクラリティ鑑定からの脱却

クラリティ鑑定は従来、鑑定士がルーペ(拡大鏡)で裸石を検査し、クラリティ鑑定基準と照らし合わせる方法で行われてきました。Sarine Clarityは、完全デジタル化されたシステムによって、人間の主観に左右されない客観的なクラリティ鑑定を実現します。

Sarine Clarityは、研磨後のダイヤモンドのバースマーク、内包物、フローを正確かつ客観的にマッピングし、それを所定のルールとアルゴリズムに基づき処理することで、業界で通用するクラリティ鑑定用語を用いた適切なクラリティ鑑定結果を提供します。

クラリティ鑑定からクラリティ分類まで

Sarine Clarityシステムはさらに、所定の基準に沿ってダイヤモンドをより細かく分類することで、研磨業者・販売業者によるターゲットの販売市場に最も適した価格設定を可能にします。Sarine Clarityは、クラリティ鑑定方法だけでなく、ダイヤモンドの分類・調達方法にも世界的な革命をもたらします。

合成ダイヤの検出

ダイヤモンド検査の目的は、真正性を確認することです。Sarineの鑑定機関は、厳しい専門手順を満たせる専門設備を使用することで、最高レベルの精度の達成に努めています。

合成ダイヤの検出

ダイヤモンドの認証および処理検出

顕微鏡、偏光顕微鏡

顕微鏡は、ダイヤモンド検査で最も重要となるツールの一つです。実際、経験豊富な鑑定士なら、顕微鏡で拡大して見るだけで、それ以上の検査を行わなくても十分な情報を得られる場合もあります。一方で、ダイヤモンドの検査には、高倍率オプションとトップクラスの照明機能が付いた、最も高品質な顕微鏡が不可欠となります。また、偏光フィルターを使えば、顕微鏡の分析機能をさらに高めることができます。鑑定士は、偏光フィルターを使うことで、II型や低窒素I型からのI型の識別だけでなく、場合によっては天然ダイヤからイミテーションダイヤや合成ダイヤの検出も行える場合があります。

蛍光性

ダイヤモンドの蛍光性および燐光の検査には、長波(365 nm)および短波(254 nm)のUVランプが使用されます。ダイヤモンドの大多数は、長波の点灯時に少なくともいくらかは発光しますが、短波の点灯時は発光しにくくなります。標準的なUVランプは、天然ダイヤと合成ダイヤの区別に特に有効となり得るツールです。

赤外(FTIR:フーリエ変換赤外)分光光度計

最も一般的な近代鑑定設備の一つである赤外分光光度計は、ダイヤモンドによる赤外放射の吸収/伝達を測定するための機器です。赤外分光光度計の用途には、以下が含まれます。

– 天然ダイヤモンドとイミテーションの区別を含む、物質の識別

– ダイヤモンドに構造的に含まれる窒素およびホウ素の検出・算定

– 赤外活性水素欠陥の検出

– 照射および照射後のアニーリングが原因の欠陥の検出

– 高圧高温処理されたI型ダイヤモンドの検出

– 天然ダイヤと合成ダイヤの区別

 

フォトルミネセンス/ラマン分光光度計

ラマン分光とフォトルミネセンス分光を一度に測定できる機器。ラマン分光法は、原子や分子の振動に基づく振動スペクトル手法です。鑑定士はこの手法を用いることで、振動する分子や原子の単色光の波長への影響を特定できます。ラマンスペクトルは、それぞれの宝石に特徴的なピークに基づきダイヤモンドとイミテーションダイヤを素早く簡単に特定できる、最も一般的な宝石特定手法です。

ラマン分光光度計では、強いレーザー光線が照射されるため、ラマン錯乱と同時にルミネセンスも測定できます。これがフォトルミネセンス分光法(PL)と呼ばれる、ダイヤモンドの欠陥を検出できる高感度手法です。吸収分光法により特定できる欠陥の大半は、PL分光法でも検出できますが、感度は後者の方がはるかに高いだけでなく、PL特性には、吸収分光法では確認できないものが非常に多数あります。PL分光法は、合成ダイヤモンドや高圧高温(HPHT)処理ダイヤの検出を含む、非常に幅広い用途に使用できます。

SARINE LOUPE™

Sarine Loupeは、ダイヤモンドの完全かつ正確な画像を手作業による操作なしで表示できる、新たな業界基準となる最先端のダイヤモンド画像化技術です。

SARINE LOUPE™

高度な視覚化システム

Sarine Loupe画像化システムは、ダイヤモンドを360度スキャンし、ダイヤモンドの正確なデジタル画像を、ルーペで覗くのと同レベルの詳細確認を可能にします。顧客は、ダイヤモンドの画像を回転させることで、内包物、バースマーク、反射、職人技術をあらゆる角度から確認できます。また、拡大機能を使えば、詳細も実物どおり確認できます。

様々な表示モード

Sarine Loupeは、様々な表示モードで、ダイヤモンドのあらゆる角度からの正確かつ詳細な表示を実現します。

  • 3Dビュー:完全かつ回転可能なダイヤモンドの3D画像を表示
  • リアルビュー:ダイヤモンドが着用される自然光環境でのダイヤモンド画像の表示
  • トップビュー:蛍光灯が灯された環境でルーペを通して見られるようなダイヤモンドの画像の表示
  • ID刻印表示:ダイヤモンドのID刻印の拡大表示

3D画像化技術が、実物を手にしているような表示体験を実現

Sarine Loupeのダイヤモンド画像はクラウドに保管されるため、お客様は在庫にないダイヤモンドだけでなく、地球の反対側にあるダイヤモンドでさえも、数秒で確認できます。また、高度な3D画像化技術が、正確で楽しく使いやすいダイヤモンド表示体験を実現します。